中古戸建の内覧時にチェックすべきポイント7選
中古戸建を購入する際、内覧時にしっかり確認すべきポイントがあります。見落としが後のトラブルにつながることもあるので、慎重にチェックしましょう。今回は、特に重要な7つのポイントを解説します。
① 外壁のチョーキング現象
外壁を手で触ったときに白い粉がつく場合、これは「チョーキング現象」と呼ばれ、塗装が劣化している証拠です。
外壁塗装は高額な費用がかかりますが、放置するとさらに傷みが進み、建物の耐久性に影響を与えます。
購入前にどの程度の劣化があるか確認し、必要ならリフォームの予算を考えておきましょう。
② 窓のサッシの汚れと傷み
窓のサッシにこびりついた汚れや、サビ・カビがないかを確認しましょう。
多少の汚れなら掃除で落とせますが、長年放置された頑固な汚れや変色、カビは除去が難しく、見た目だけでなく、窓の開閉にも影響を与えることがあります。
サッシの状態をよく見て、修繕が必要か判断しましょう。
③ 床下の断熱材の有無
床下に断熱材があるかどうかは、住み心地や光熱費に大きく影響します。特に寒冷地では断熱材の有無で室内の温度差が大きく変わります。
床下をのぞく機会があれば、断熱材の状態を確認しましょう。
ない場合や劣化が激しい場合は、リフォームを考慮する必要があります。さらに基礎断熱か床断熱かも確認したいところです。
その断熱方法に寄り添った補修ができると、快適さはぐんと上がります。
④ 床のきしみ
床を歩いたときにきしむ音がするかどうかをチェックしましょう。
軽いきしみは乾燥によるものですが、大きな音がする場合は床材の劣化や、床下の構造に問題がある可能性があります。
特に古い家では床の修繕が必要になることもあるので、慎重に確認しましょう。
何故床がきしんでいるのかを知り、補修内容の提案を受けましょう。
⑤ 扉の開閉がスムーズか
扉を開閉するときに引っかかる感じがある場合や勝手に扉が開く場合、建物が歪んでいる可能性があります。
特に引き戸やドアの開閉がスムーズでない場合は、柱や床の傾きが原因かもしれません。
建物全体の状態を知る手がかりになるので、すべての扉を試してみることをおすすめします。
⑥ 建物が傾いていないか
建物が傾いていると、住みにくいだけでなく、将来的な補修費用が大きくなる可能性があります。
簡単なチェック方法としては、床にビー玉を置いて転がるかどうか試してみることです。
また、部屋の四隅に隙間があるかどうかも確認してみてください。
気になる場合は、専門家による調査を依頼すると安心です。
不動産&カンパニーでは水平器を持参して内覧に挑むことができます。機材を使用し、自分の目で確かめてから購入を検討しましょう。
⑦ エアコンの状態
備え付けのエアコンがある場合は、動作確認をしておきましょう。
電源を入れて風が出るか、異音がしないか、異臭がしないかを確認することが大切です。
古いエアコンだとすぐに買い替えが必要になることもあるので、その費用も考慮に入れておくとよいでしょう。
ただ、電気が通っていないためエアコンの動作確認ができない場合も多いです。
年式を確認したり売主に確認して、古すぎるエアコンは撤去してもらうことも考えましょう。
⑧まとめ
中古戸建を購入する際は、見た目の印象だけでなく、細かい部分の状態をしっかり確認することが大切です。
内覧時にはメモを取りながらチェックし、必要なら専門家の意見も参考にしてみましょう。
しっかりと確認することで、安心して新しい生活をスタートできます。
また、建築した会社についても知っておくことも大切です。
大手ハウスメーカーなのかローコストメーカーなのか今も建築業を行っている会社なのか・・・
出来るだけ確認し、調べてみましょう。